こんにちは。

Ｃ＆Ｈ　東です。

今回は少し分かりづらい　寡婦と寡夫の定義についてご説明したいと思います。

寡婦と寡夫の違い

寡婦とはいわゆるシングルママになります。

寡夫とはその逆でシングルパパとなります。

寡婦と寡夫が定義が少し違ってきます

寡婦とは次のいずれかに該当する者をいう。

①夫と死別し、もしくは離婚をした後婚姻をしていない場合、または夫の生死が明らかでない場合

扶養親族または生計を一にする子（総所得金額が３８万円以下で他の者の控除対象配偶者または扶養親族でない者に限る）がいる者

②夫と死別した後、婚姻をしていない場合、または夫の生死が明らかでない場合、合計所得金額５００万円以下の者

寡夫とは

妻と死別し、もしくは離婚をした後婚姻をしていない場合、または妻の生死が明らかでない場合でその者と生計を一にする子（総所得金額等が３８万円以下で他の者の控除対象配偶者または扶養親族でない者に限る）を有し、かつ合計所得金額５００万円以下の者をいう。

どうでしょうか？

わかりづらくないですか？

私なりに噛み砕いて説明しますね。　（分かりにくいかもしれないですが　ワラ）

まず夫と妻で違いがあります

夫は妻が死別か離婚後に生計を一にする子がいないとそもそもダメです。

且つ、所得が５００万以下でないといけません。

妻の場合は扶養親族または子となっているので夫と比べると範囲が広がります。

扶養親族または子がいる場合は所得の制限もありませんので仮に１０００万円所得があっても条件は満たすことができます。

また妻の場合は扶養親族または子がいなくても条件を満たすケースがあり、それが要件の②のところになります。

夫と死別した場合（離婚はだめ）または夫の生死が明らかでない場合では合計所得が５００万円以下であれば

扶養親族または子がいなくても条件を満たします。

いづれも再婚をすると条件を満たさなくなりますのでご注意を。

上記の条件を満たした場合は　寡婦（寡夫）控除の対象となりますので

課税所得から控除することができます。

寡婦については２７万円

特定の寡婦　　３５万円（扶養の子がいる場合）

寡夫については２７万円

いかがだったでしょうか。

該当すれば払う税金をおさえる事につながりますので

一度確認してみてください。

それではまた次回！！