こんにちは C&H 東です。
今回は保険の見直しについて書きたいとおもいます。
相談者からの相談ランキングの上位に入ってくるのが今も昔も保険の見直しです。
今の保険料が高い気がする
紹介してくれた方が辞められて困っている
今加入している保険の内容がよく分からない
そもそもどんな保険に入ったらよいのか
相談内容も様々です。
そもそも保険には形がないので時間が経てば内容などが分からなくなるのは当然だと思います。
しかし最近では人生の五大資金のひとつとも言われている生命保険。
ただ何となく払い続けている保険料されど人生の5大資金
長い年数払い続ければ
生涯において莫大な金額の保険料を払う事になります。
例えば年齢が30歳の方で世帯全体の毎月の保険料が月3万円だったとします。
30歳から80歳まで生きたとして毎月の保険料が毎月3万円で変わらずに50年間払い続けた場合
は・・・。
3万円×12か月×50年間=1800万円となります。
家が買えますよね。
ただこの計算は総払込保険料の金額なので実際は解約返戻金があるタイプの保険が含まれていれば
そこから返戻金を差し引いた金額が実際に負担した保険料となります。
次に保険加入率について見ていきたいと思います。
日本人の民間の保険加入率は約8割と高い割合となっています。
※<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度>
なんと10人に8人はなんらかの保険に加入しているという事になります。
ここから見えてくるのが我々日本人は保険が大好きという事になります。
しかしながら最初に書きましたように保険に加入している方は8割と多いのに対して
内容を理解している方というのはかなり少ないように感じられます。
という事は知り合いから進められたらなかなか断りにくいといった性格的な部分もあるのかもしれません。
また、もし自分に何かあったら心配=保険
といった対策法が親から子へ伝承されているのも一つの要因なのかなとも思います。
ただし決して保険が悪いという事はありません。
むしろなくてはならない存在だし無くなっては困る物です。
私も個人年金などの保険は加入していますし、むしろ必要なので加入しています。
保険の最大の良いところは 少ないお金で大きな保障が買えるという事です。
ここをまずはき違えてはいきません。
ここで見直しのポイントをいくつか書きたいと思います。
①まずは自分達の経済力と公的な保障でどうにかならないか検討する。
保険=お金がもらえる ですよね。
もし自分に万が一があった場合はご遺族の方に保険金が支給される
また病気やケガをした場合もかかった医療費を補てんしてくれる
突発的に発生した不測の事態に対して保険会社が契約に基づいてお金を支給してくるのが保険です。
という事は、逆に不足の事態でも対応できる資金があれば保険は必要ないという事になります。
また万が一が発生した場合は公的な制度がたくさんありますのでそこも抑えておく必要があります。
公的な制度
病気やケガで入院した場合は・・・健康保険制度で3割の負担で済む
万が一が発生・・・ 遺族年金がもらえる
障害になった場合・・・ 障害年金がもらえる
病気で会社を休まないといけなくなった・・・ 傷病手当金がもられる
仕事中にケガをした・・・ 労災保険からお金がもらえる
老後はスタート ・・・ 老齢年金がもらえる
いかがでしょうか。
このように国が準備している公的な制度がたくさんあります。
まずはこのような制度からいくらもらえるのかを知る事が保険の見直しの第一歩と考えます。
自分達の経済力でカバーできる資産があれば保険はそもそも必要ない。
公的な制度からいくらもらえるかを確認をする。
それで足りない部分があれば保険という形でカバーする。
②保険の目的をはっきり決める
例えば長期的にかけるような終身保険や個人年金保険は将来もらえる公的年金で不足する部分をカバーす
る目的で解約しない事を前提に加入する。
進められるまま加入せずに、しっかり市場を調べた上でその保険が自分に合っているかを確認して契約すること。
この手の保険は非常に理にかなっている保険ですが最後まで払い続けないとメリットは生まれません。
途中解約をするようなことがあれば元本割れする確率が非常に高くなりますので
加入するときにはよく下調べしてから加入する事をおススメ致します。
③心配だからと言って保険に加入しすぎない
②の続きになりますが目的がはっきりしてくれば必要な保険を必要なだか加入するようにしましょう。
医療保険なども3割の負担をカバーできれば経済的には+にはなりませんが-にもなりません。
なので2本も3本も似たような保険に加入する必要はないかと思います。
月の保険料が家計を圧迫するようなことがあればそもそも本末転倒と言えます。
よって保険見直しのまとめとしては準備されている公的制度をよく理解した上で極力保険に加入しない方法を考えて、それでもどうしても足りない部分を
保険でカバーするという考えにシフトしましょう。
また保険の目的をしっかり決めてから加入するようにしましょう!!