お金の話ア・ラ・カルト第4回(住宅ローンの賢い選択方法①)

ファイナンシャルプランナー  東 廣義

生涯で最も大きな買い物といわれる住宅購入をどのように検討すればいいのでしょうか?


今回は住宅ローン選択のポイントに絞って、2回に分けてご紹介します。住宅ローンの返済方法には、元利均等返済、元金均等返済、金利も固定型と変動型があります。今回は金利に焦点を絞ってお話しします。

今流行のフラット25とか35とかあります。これは全期間にわたり金利が変わらず固定金利が保障されているものです。将来に渡って返済額が固定されますから安心して返済できる反面、低金利であれば得しますが、高い金利のままですと不利になります。では変動金利型を選択した場合はどうなるでしょうか? 

取扱い金融機関により違いがありますが、一般的に年に2回の金利の見直しがあります。月々の返済額は変わりませんが、(金利次第では上がることもある)金利が上がった分だけ利息額が増えますのでその分だけ借入金額が減らないことになります。どちらを選択するかは、それぞれのライフプランの考え方で違いますので、よく専門家に相談されたほうがいいと思います。それでは具体的事例の中から、検討していきましょう。 

まず借入金2,000万円で(毎月払い1,200万、ボーナス払い800万)A銀行の場合、25年返済で長期固定金利型を選択します。全期間金利は2,54%になります。B銀行の場合、最初の10年間は固定金利でⅠ,00%になりますが、残りの15年は期間選択型(返済期間によって金利が決まります)になっていて、金利の選択も2年から15年まで選べます。つまり11年目からは金利が変動に変わることを意味します。そこでA銀行が得かB銀行が得かを次に計算してみましょう。

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