お金の話ア・ラ・カルト第.6回(不動産投資の判断指標①)
- By: Office-higashi
- カテゴリー: コラム
ファイナンシャルプランナー 東 廣義
昨今、相続税対策や土地の有効活用ということで、アパートやマンション投資、いわゆる不動産投資が盛んになってきました。そこで今回から2回に分けて不動産投資と借入金の関係を見ていきたいと思います。
不動産投資はどうしても高待ったk使わない額になり個人借入金を全く使わない全額自己資金でというのは現実的では
ありません。そこで借入金を利用した場合のメリットを考えて見ましょう。
1、まず自己資金を大幅に超えた金額の投資が可能である。
2、借入金比率が高くなればなるほど、自己資金比率が高くなり(レバレッジ効果が大きくなる)資本効率が高くなる。
3、相続税評価上は債務残高がマイナスの財産として差し引かれるため相続税の節税効果がある
4、借入金の利子は、不動産所得上の経費とみなされ、節税効果がある。
5、他の投資対象と比べ、担保価値が高く、比較的借入金を利用しやすい。等数々のメリットがある反面、自己資金に比べ借入金の比率が高くなればなるほどハイリスク・ハイリターンになっていきます。賃貸マーケットの環境が悪化し空室率が増加した場合や変動金利負担が増え、借入金の返済が困難になり、事業えそのものが頓挫してしまう恐れがあります。そこで今回借入金の安全性を図る指標をご紹介します。それはDSCR(デット・サービス・カバレッジ・レシオ)と言います。聞き慣れない言葉ですが、便利な指標なのでぜひ覚えて下さい。